こんにちは。
前回の記事では、銀行NISAでの失敗から始まり、ネット証券を通じて「配当金投資」に出会ったこと、そして「持ち続ける投資」のスタイルにたどり着いた過程をお話ししました。
✅ 次回予告:「NISAと特定口座の使い分けって、どう考えるべき?」
ということで、今回はそのテーマに沿って、私自身がどうやって口座を使い分けているのか、そしてどんな銘柄をどう選んでいるのかをご紹介します。
◆ NISAと特定口座、それぞれの特徴と役割
口座の種類 | 特徴 |
---|---|
NISA口座 | ・運用益・配当が非課税 ・年間投資枠に上限あり(新NISAでは成長投資枠+つみたて枠) ・損益通算できない |
特定口座 | ・通常通りの課税(20.315%) ・損益通算可能 ・投資額の制限なし/柔軟に売買できる |

両方にメリットがあるからこそ、どう使い分けるかが重要になります。
◆ 私のルール:NISAは“持ち続けたい株”、特定口座は“タイミングを見る株”
私が意識している使い分けは、次のようなイメージです。
- NISA口座:
売らずに“育てる”つもりの株。特に配当金を受け取り続けたい高配当株を中心に。 - 特定口座:
値上がり益を狙った株や、タイミングを見て売却したいテーマ株など。売買の自由度を重視。
このシンプルな分け方が、今の私には合っていると感じています。
◆ 実際にどう使い分けているか?(私のリアルな投資例)
■ NISA口座で保有している銘柄
- JT(日本たばこ産業)
・高配当株の代表格。財務も安定していて、海外事業も堅調。
・ESGの流れは気になるけど、配当維持・自社株買いなどの姿勢に安心感あり。 - 三菱HCキャピタル
・リース業を中心に地味だけど堅実。再エネ・海外インフラ分野も注目。
・株価の上下が小さく、安心して“放っておける”存在。 - 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
・金融株だが、配当利回りが高く、株主還元にも積極的。
・タイミングを見て100株追加し、NISA枠で“じっくり配当をもらう”戦略。 - 七十七銀行(プチ株)
・地元の金融機関という親近感と、堅実な配当。
・金額は少ないけれど「自分で選んで買った株から配当金が出る」という体験ができた、思い入れのある一銘柄。
これらはすべて「持ってるだけで配当が入る」ことを重視しており、売却するつもりがない銘柄=NISA向きと判断しました。
■ 特定口座で保有・売買している銘柄
- 成長株やテーマ株(時期に応じて)
半導体、AI、再エネなど、話題性があるものをタイミングで購入。
値上がり時には利確し、損益通算も活用できる。 - お試し的な投資のステージ
情報収集もかねて、銘柄の動きを観察したり、短期的な売買を試すために活用。
値動きを見て判断したい銘柄=特定口座向きという考え方で運用しています。
◆ 少額でも「使い分けている」という安心感

資産額が大きいわけではありません。でも、
- 口座の使い分け
- 銘柄の選定理由
- 目的に合った運用
この3つが揃ってくると、「自分で考えて投資している」という実感が生まれてきます。
◆ NISAと特定口座、迷ったら「出口」をイメージして
銘柄選びに迷ったとき、私はこう考えるようにしています。
- この株は、ずっと保有して“配当”をもらい続けたいか?
YES → NISAへ
NO(売るタイミングを考えそう)→ 特定口座へ
シンプルですが、この問いが判断の助けになっています。

◆ 次回予告:「配当金が振り込まれたときの、あの小さな感動」
次回は、初めて配当金が振り込まれたときのリアルな体験をお話しします。
「数百円」と書けばそれまでですが、
「自分で選んで買った株から、お金が振り込まれる」この体験が、思った以上に大きな気づきになりました。
投資額が小さくても、「やってよかった」と思えた瞬間でした。
投資初心者だった私でも、少しずつ知識がついてきて、「選び方」や「使い方」に自分の考えが持てるようになりました。
NISAと特定口座は、どちらか一方ではなく、“役割を分けて併用”するのがポイントだと感じています。
📣 あなたも「使い分け」を意識してみませんか?
もし今、「どの口座で何を買えばいいのか分からない…」と悩んでいる方がいたら、
まずは 「この株、売るつもりある?ない?」 という問いから考えてみると、シンプルに判断できるかもしれません。
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